「AIバブルの崩壊、もう始まってるんじゃね!?」
新刊の原稿の締切を優先させていただいていました
ので、今回は配信が少し遅くなりました。
いつものように市況を展望する前に、今回は新刊の
ご案内と、その出版記念講演会の告知をさせて下さい。
[1] 新刊のご案内
今年の夏は、新刊を2冊上梓いたします。
1冊は単著で、もう1冊は初の試みの共著です。
[1-1] 単著
私が単著で書き下ろした新刊が、7月21日に
上梓されます。
タイトルは、「60歳までに億り人になる思考法」
です。(PHPビジネス新書:定価 1,320円)
本書は、PHP研究所様のビジネス新書で上梓する
ものですから、小さめの新書サイズのものですが、
288頁もある大部なものになりました。ほとんど
全て書き下ろし原稿です。
株式投資のことはもちろんのこと、インフレ経済
のことや、講演会・勉強会でお話ししてご好評を
いただいている生き方論のようなことについても
書き下ろしています。
目次は次のようなものになる予定です。
はじめに
第1章 なぜ億万長者は「好んで」借金をするのか?
1−1 簡単な貸借対照表の知識で人生が変わる!
1−2 良い借金と悪い借金の違い
1−3 「インフレ対抗力の有る資産」で身を守る
1−4 駅近物件はなぜ借金してでも買う価値があるのか
1−5 「分譲か賃貸か」の不毛な議論の最終決着
<コラム> 富裕層の新しい定義
第2章 まじめな「節約」では、一生お金持ちになれない理由
2−1 家計簿はお金を切り詰めるためにつけるのではない
2−2 政治家のウソに騙されるな!
2−3 収入の額を増やす発想
2−4 労働者にとって会社は「ピンハネ・システム」である
第3章 知らなきゃ大損! 税金と投資のリアルな関係
3−1 新NISA制度の致命的な欠点
3−2 そもそも株式投資自体が優遇税税の塊
3−3 富裕層優遇?「1億円の壁」の恩恵にあずかる方法
3−4 事業所得や不動産所得も課税上有利である
第4章 「老後2000万円問題」に隠された大事なメッセージ
4−1「老後2000万円問題」は報告書のほんの一部にすぎない
4−2 報告書に書かれた本当に大事なメッセージ
4−3 株式投資は「逆・年功序列」
第5章 本当のプロは「損切り」をしない!
堅実に資産を増やす株式投資法
5−1 優良企業の株だけ買えばいい
5−2 「応援したい企業の株を買おう」は意味がない
5−3 安定した配当を続けている企業の株しか買わない
5−4 負けない投資法を伝授します
5−5 「長期投資」の本当の意味とは
第6章 私流の行動経済学
6−1 お金と時間のバランスを整える「パレート最適」
6−2 時給が上がったら働く時間を減らす?
第7章 イヤなことがあるから人生が豊かになる
7−1 創造的破壊は、とても良いこと
7−2 イヤなことが起こってしまった時の
もう一つの特効薬 〜嘉子さんの教え〜
おわりに
<目次は以上です。>
私の「今までの人生の集大成として書き遺す」という
気合いで、力一杯、書き尽くしました。
[1-2] 共著
精神科医の奥田弘美さんとの共著で、「お金・孤独・
健康」という「老後の三大不安」について、対談形式の
やさしい解説書です。
タイトルは、「老後の不安がうまいこと晴れる本」
です。(すばる舎:定価 1,760円)
8月25日に上梓されます。
Amazonで、予約受付中です。
(Amazonで、)タイトル名で検索していただければ
アクセスできます。
現在、執筆の最終段階で、目次は確定していませんが、
8月の中旬までには目次が確定するはずですので、
8月中旬に配信するこのメルマガでお知らせする予定
です。
[2] 出版記念講演会を2つ開催します
単著の「60歳までに億り人になる思考法」の出版を
記念して、名古屋と東京・渋谷で出版記念講演会を
開催いたします。
ここでは、開催日と開催場所だけを簡潔にお知らせ
いたします。
詳しくは、こちらをご参照下さい。
https://www.prof-sakaki.com/zemi/lecture.html
[2-1] 出版記念講演会@名古屋
開催日 2026年7月26日 (日) 15時20分〜17時30分
開催場所 名古屋駅 新幹線口から徒歩2〜3分の
「TKP ガーデンシティ premium 名古屋駅前」
詳細につきましては、こちらをご参照下さい。
https://www.prof-sakaki.com/zemi/lecture/lecture_260726.html
[2-2] 出版記念講演会@東京・渋谷
開催日 2026年8月22日 (土) 14時20分〜16時30分
開催場所 渋谷駅から徒歩2〜3分の
「TKP ガーデンシティ 渋谷」
詳細につきましては、こちらをご参照下さい。
https://www.prof-sakaki.com/zemi/lecture/lecture_260822.html
[3] その他
[3-1] 名古屋と東京では開催時間が1時間異なります
ので、お間違えのないようにお願いいたします。
[3-2] 共著の「老後の不安がうまいこと晴れる本」の
出版記念講演会も開催する予定です。
その詳細が決まりましたら、8月中旬に配信する
このメルマガにてお知らせいたします。
[4] 市況展望 (執筆日時:7月18日 24時)
前回(2026年6月15日配信)のこのメルマガで、「AI・
半導体一極集中相場は、むしろチャンス」と題して、
AI・半導体一極集中相場の背後で間違いなく起こる
こととして、「AI・半導体銘柄を高値で売り抜けた
資金が、他の『AI・半導体以外』の銘柄に流れてくる」
と述べました。
この現象をAI・半導体一極集中相場からの
「揺り戻し相場」と名付けました。
(以下では、「AI・半導体銘柄」を「AI銘柄」、
AI・半導体以外の銘柄群を「Non-AI」と略称
します。)
この「揺り戻し相場」について、
(1) NT倍率に端を発して
(2) 「揺り戻し相場」の特徴について
(3) 「揺り戻し相場」が起こる銘柄について
の3つの論点で考えて参ります。
(1) NT倍率に端を発して
NT倍率については以前からここでお伝えして
きました。ですからここでは、NT倍率の解説は
割愛して、「NT倍率の今(または、今のNT倍率)」
について考えてみます。
「NT倍率の今」について考える前提として、
「NT倍率の過去」を簡潔に見ておきます。
過去10年分のNT倍率を見てみますと、その
歴史的な高値は次の3つです。
2021年3月 −−−− 15.68倍
2025年11月 −−−− 15.78倍
2026年6月25日 −− 18.02倍
そして、2026年7月17日は「16.37倍」です。
こうして見てみますと、6月25日のNT倍率の値が
いかに高いかが浮き彫りになります。
また、今のNT倍率の値もまだ高いです。
そして、NT倍率のこのような異常な高さは、
ひとえにAI銘柄によって創出されているのです。
たとえばAI銘柄の代表格である「キオクシアHD
(285A)」の株価は6月22日にピークアウトして、
大幅に下落しており、NT倍率のピーク時とほぼ符合
しています。このことが、NT倍率の異常さを典型的
に物語っています。
なお、キオクシアHDの高値は「112,700円 (6月
22日)」で、7月17日の終値は「52.110円」です。
たった25日で半分以下です。
キオクシアHDの株価は「18,540円 (3月31日)」
が、6月22日には「112.700円」です。たった83日で
株価が6倍になり、そこからたった25日で半分以下
です。これを「バブルとその崩壊」と言わずして、
他に何と言えばいいのでしょうか?
さて、日経平均株価というのはプライム上場企業
の中から主な「225社」を抽出して、日本経済新聞社
が時価総額加重方式(という複雑な計算)で算出した
株価指標です。その中にはAI銘柄も、もちろん
含まれていますが、主なAI銘柄はプライム上場企業
の中の8社か10社程度です。
「225社」から成る平均値を8社か10社程度のAI
銘柄で大きく引き上げてしまうのですから、AI銘柄
の株価がいかにバブっているかが鮮明になります。
昨今の日経平均のPERの値やPBRの値が、
以前に比べて高くなっているのも、原因は同じだと
考えています。
すなわち、今期末の予想値ベースでもEPSの値は
まだあまり高くなっていないのに、その先の利益の
増加を先取りしてPERの値が高くなっているの
です。
また、EPSの値がまだあまり高くなっていない
ので、ROEの値もまだあまり高くないのに、
この先の利益の増加を先取りしてPBRの値まで
高くなってしまっているのです。
こういったことも、AI銘柄の利益の増進を期待
していることで発生している現象だと考えられます
ので、AI銘柄への過剰な期待が剥落すれば、日経
平均のPERの値やPBRの値も下がってくること
でしょう。
日本国債の長期金利の利回りが2%台の後半に
なっていることから、適正なPERの値は、せいぜい
16.6倍程度です。7月17日現在の日経平均のEPS
の値は「3,682円」ですから、現在のEPSの水準
からは、(3,682円 × 16.6 =)「61,100円程度」が
日経平均株価の妥当な水準です。
この水準よりも高い部分は、AI・半導体を主軸
とした「日本経済への成長期待」によって形成された
付加価値部分ですから、その部分は完全にではない
にしましても、いくらかは剥落しても不思議では
ありません。
そして、7月17日現在の日経平均のROEの値は
「10.6%」ですから、たとえば5年先までの成長を
織り込んでも、PBRの水準は、(1.106 の5乗
=)「1.65倍程度」が妥当な水準です。
日経平均のBPSの値は7月17日現在で「34,859円」
ですから、現在のEPSの水準からは、(34,859円
× 1.65 =)「57,500円程度」です。
「57,500円程度」というのは、かなり控えめな
水準ですが、AI・半導体関連への期待が剥落したら、
日経平均株価の水準は「60,000円前後」くらいまで
下がっても、理論上はおかしくはないということに
なります。
[5] AIバブルの生成と崩壊について
文章でうまく伝わるかどうかはわかりかねますが、
以下で、私がイメージしていることを簡潔な数値例で
お伝えすることに挑戦してみます。
<基礎データ(ただし、ザックリとしたものです)>
AI銘柄の数 −− 10社
日経平均株価(N)の構成銘柄数 −− 225社
(AI銘柄 10社とNon-AIが215社)
TOPIX(T)の構成銘柄数 −− 1550社
(AI銘柄 10社とNon-AIが1540社)
Non-AIの中の優良企業で株価が売られすぎの
銘柄数 −− たとえば50社
(以下では、日経平均株価のことを「日経225」と
記します。)
<説明のための極端な数値例>
AI銘柄の株価がバブっていない時に、日経225
構成銘柄の株価が、たとえば、全て「280円」だと
します。そして、280円 × 225 = 63,000円という
ことで、日経平均株価は 63,000円となります。
(なお、時価総額加重方式などの複雑な計算は捨象
します。あくまでもサンプルです。)
そして、AI銘柄10社の株価がバブったとします。
そして、Non-AIの株価は約1割下がって250円に
なったとします。Non-AIの株価が280円から250円
に30円下がるのは、資金がNon-AIから、(急速に
株価が上昇する)AI銘柄に移ることによって、
Non-AIの株が売られるから、と考えるのです。
(もちろん、AIブームによって、新規で株式市場
に流入する資金もありますが、そういった複雑な
ことも、ここでは捨象します。)
AI銘柄10社の株価がバブって、280円から
1,900円になったとしますと、
1,900円 × 10 + 250円 × 215 = 72,750円
というように、日経平均株価は「72,750円」まで
上昇する、というわけです。
今年の6月22日の日経平均株価は、「72,831円」
の史上最高値を付けていますから、概ね、ここで
述べたようなことが現実に起こっていたわけです。
ここでは、説明を簡略化するために、時価総額
加重方式を捨象していますので、AI銘柄10社の
株価が約6.8倍に極端にバブっていますが、
イメージとしては、こんなかんじだということです。
(上で述べたように、キオクシアHDの株価は
実際に、たった83日で株価が6倍になっています。)
<揺り戻し相場が起こると>
上の<説明のための極端な数値例>で、AI銘柄
の株価がバブっていない時には、日経225構成銘柄
の株価が全て「280円」だったものが、AI銘柄の
株価がバブった時には、Non-AIの株価は約1割
下がって250円になったとしました。
そして、Non-AIの中でも優良企業で株価が
売られすぎの銘柄が、たとえば50社あるとしました。
本来であれば、これらの優良な50社の株価は
いくらか上がっているべきなのに、Non-AIである
ために、不当に下がっていたのです。爆上がりする
AI銘柄の魅力にそそられて、AI銘柄の株を買う
ために、Non-AIの中の優良企業である50社の株
までもが不当に売られてしまっていたのです。
<NT倍率が歪む理由>
さて、今から1年前のTOPIX(T)の値は、およそ
「3,100 pts」でした。(pts =ポイント)
そして、1年前のTOPIX 1550社の株価が平均で
「200円」だったとします。
(日経225の株価は「280円」でも、日経225以外の
企業の株価が低いので、TOPIX の株価は「200円」
だというかんじです。)
すると、イメージとしては、1年前のTOPIX(T)
の値は、
200円 × 1550 ÷ 100 = 3,100 pts
というかんじです。
(ここで100で割ったのは、数値を現実的な値に
焼き直すためです。)
1年前は、日経平均株価が「42,000円」くらい
だったので、NT倍率は「13.5倍」くらいで、
正常値です。
次に、ここから1年後にAI銘柄(10社)の株価が
バブって「1900円」になり、Non-AI(1540社)の
株価も業績の向上によって、200円から「250円」
になったとしても、
(1,900円 × 10 + 250円 × 1540) ÷ 100
= 4,040 pts
です。
この時、日経平均株価は「72,750円」なので、
この時点でNT倍率はめでたく「18倍」となる
わけです。
(2) 「揺り戻し相場」の特徴について
さて、AI銘柄の株価のバブルが弾けると、
株式市場の資金はAI銘柄から「Non-AIの中
でも優良企業で株価が売られすぎの銘柄群」(=
「Excellent Non-AI」以下では、「EN−AI」
と記します)に移動します。
すると、日経平均株価が下がる中でも、EN−
AIの株価は下がらなくて、むしろ上がるという
ことになります。
これぞ、まさしく「揺り戻し相場」そのもの
であり、NT倍率の正常化も同時に起こります。
AI銘柄の下落によって、N(=日経平均株価)
の値が下がる中で、EN−AIの株価の上昇が
起こり、T(= TOPIX)の値はあまり下がらない
からです。
そして、その現象はすでに顕在化しています。
7月16日と17日の日経平均株価が大きく下落
する中でも、EN−AIの株価は下がって
いなくて、むしろ上がっている銘柄が散見され
ます。
株式市場を回遊する資金は「貪欲」なので、
AI銘柄を高値で売って、儲けた資金が、
「次なる標的」を狙って、買いに入るのです。
その「次なる標的」が、EN−AI=「Non-
AIの中でも優良企業で株価が売られすぎの
銘柄」です。
大昔から、株価というものは「思惑」で
上がったり下がったりする部分が大きいのです。
すなわち、株価というのは「期待または懸念が
先行して」、過剰に上がったり下がったりする
ものなのです。
かのジョージ・ソロス氏も、「市場に現れる
歪みを狙う」と言っています。下がりすぎを買い、
上がりすぎを売るのが最も利益が大きいという
ことです。市場には、上がりすぎと下がりすぎが
つきものなのです。
今年の年初くらいから6月下旬までは、昨今の
NT倍率が鮮明に示しているように、AI関連
銘柄の株価が上がりすぎで、Non-AIの株価が
下がりすぎだったのです。
そして遂に6月下旬から、その修正が始まり
ました。
上掲の6月25日の「18.02倍」をピークに、
NT倍率が明確に下落に転じました。NT倍率
の歪みの修正、すなわち、「揺り戻し」が進展
しているのです。
そして、このことは当たり前のことだという
ことは、少し考えるだけでわかります。上がり
すぎの株価は下がり、下がりすぎの株価は上がる
のです。
(3) 「揺り戻し相場」が起こる銘柄について
すでに述べたように、「揺り戻し相場」が
起こる銘柄は、EN−AI、すなわち、
「Non-AIの中でも優良企業で株価が売られ
すぎの銘柄」です。
では、EN−AIはどうやって探し当てる
のか?
それは、従来通りの「Prof.サカキ式投資法
の投資対象銘柄の中で、割安な銘柄」です。
PERの値とPBRの値が相対的に低く、
配当利回りの値が相対的に高い。こういった
銘柄が、EN−AIです。
これからは、EN−AIの復権相場が当分
続くでしょう。
(4) AI相場に関する基本的な認識
前回のこのメルマガで、「AI・半導体
関連銘柄の株価はバブっている。早晩、それは
弾ける」と述べましたし、今回は、「AIバブル
の崩壊が遂に始まった」と述べました。
しかし、AI・半導体関連の代表的な企業の
経営者が、異口同音に「AIの成長は始まった
ばかりだ」と述べるシーンがよく報道されます。
それをどう理解するかについても、ここで
述べます。
「AIバブルの崩壊が遂に始まった」と述べて
いる私も、「AIはなくならない」と考えて
いますし、「AIはこれからも成長する」と
考えています。
それは、AIではなく、「IT」で考えて
いただければ、容易にご理解いただけると
思います。
1995年の12月25日に「WINDOWS 95」が発売に
なってから2000年の5月まで、日米の株式市場
は「ITバブル」に湧きました。「ドットコム・
バブル」とも言われ、2000年5月まではIT
関連の企業の株価が急激に上昇する大相場が
ありました。
「ITそのもの」はもちろん今もありますし、
IT技術やIT関連の新しい産業も生まれて
います。
しかし、「ITバブル」は2000年5月に
崩壊が始まりました。
このようなことと同じで、AIについても、
「AIの成長は始まったばかり」だし、「AIは
なくならない」し、「AIはこれからも成長する」
でしょう。
でも、期待を先取りして上がりすぎたAI
銘柄の株価は暴落して、「AIバブルは崩壊する」
のです。
すなわち、「世の中にAIが浸透していくこと」
と、「AI銘柄の株価」を切り分けて考えなければ
いけないのです。期待先行で上がりすぎたAI銘柄
の株価は急落して、AIバブルは崩壊するのですが、
AIはこれからも進展して、世の中に浸透するの
です。ITがそうであるように。
皆さんは、1989年に起こった「リニア関連相場」
のことをご存じでしょうか。
(リニア = リニアモーターカーです。)
Chat GPTに「リニア関連相場」の時期を尋ねると、
「2013年後半〜2015年頃が第一次リニア関連相場だ」
と答えますが、大間違いです。
「リニア関連相場」は、1989年に起こったのが
最初です。
昨今では、リニアモーターカーが完成するのは
「2034年以降」だとされています。(それも正式
発表ではないようです。)
1989年に起こった「リニア関連相場」は、45年
以上も先のことを材料視した相場だったのです。
リニアモーターカー構想は今も続行中ですが、
「リニア関連相場」は1989年に始まって、すぐに
弾けました。その後も何度か材料視されたよう
です。
この「リニア関連相場」の例はかなり極端
ですが、材料性の相場というのは、所詮は、
こういったようなものです。
すなわち、「リニア」も「IT」も「AI」も
ずっと存続して、発展していきますが、それと
株式市場での「相場寿命」とは、全く別のもの
だとお考え下さい。
(5) 世の中は「AI、AI」と騒ぎすぎ
また、世の中は「AI、AI」と騒ぎすぎです。
私は、「AI」は「ITの進化形」だと考えて
います。それにしては、世の中は騒ぎすぎです。
話が変わるようですが、同じ話題を続けます。
昨今、「空飛ぶクルマ」が話題になることが
ありますが、「空飛ぶクルマ」と、大昔からある
「ヘリコプター」は本質的な意味で何が違うの
でしょうか?
私は「空飛ぶクルマ」と「ヘリコプター」は、
本質的な意味では何も違わないと思います。
でも、世の中は「空飛ぶクルマ!!」と騒ぎ立て
ます。
それとAIを騒ぎ立てるのは同じことだと
思っています。
AIは、本質的には「ITの進化形」でしか
ないのに、騒ぎすぎです。そんなことが長続き
するわけがありません。
また、「AIは、産業革命以来の大革命を
もたらす」という言説も耳にしますが、
「産業革命以来の大革命」は、「IT革命」
です。
産業革命以来の大革命は、四半世紀に一度の
頻度では起こりません。
産業革命以来の大革命は、「IT革命」で
すでに起こっています。「AI革命」は
「IT革命」に比べれば、遙かに小粒です。
1995年12月に「WINDOWS 95」が発売になって
から2000年5月に「ITバブル」が弾けるまでが
「4年6ヶ月」です。
Chat GPTがリリースされたのが「2022年11月
30日」です。2026年6月22日までで、約「3年
7ヶ月」です。
2000年と2026年では、四半世紀も時代が進んで
いて、変化のスピードが速くなっていることを
考えますと、、、。
「AIバブルの崩壊、もう始まってるんじゃね!?」
<今回は以上です。>
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