Q. 先生の投資法はバリューが基本でありますが、最近はこのバリュー投資もかなりメジャーになっており、バリュー株もかなり少なくなっていると思われますが、いかがでしょうか?

A. このご質問は、2006年頃によくあったご質問です。講演会などでよく訊かれ、その都度、お答えしています。
 まず単刀直入に申しまして、バリュー投資がメジャーになり、バリュー株が少なくなっていると、よく言われますが、私はそうは思っておりません。
 と申しますのも、まずは、Prof.サカキ式投資法による対象銘柄は増える傾向にあるのです。なぜなら、企業の内部留保(=BPS)は、通常は増える傾向にありますし、自己資本比率も、通常はある程度充実させる方向にあるものです。ですから、母集合は、増えこそすれども、減りはしないのですね。
 そして、対象企業数は増える傾向にあり、Prof.サカキ式投資法によって選別される「国際優良企業」、「財務優良企業(AAA企業群・AA企業群・A企業群)」、「安定配当企業」を合わせると200社以上になります。それだけあれば、毎年必ず何社かは大幅な業績悪化を出しますし、そうでなくても、投資チャンスとなるような株価の下落は、多くの銘柄で、これからも毎年必ず起こります。
 ですから、「きちんと分析する」という姿勢を貫いていれば、バリュー投資の対象となるものは、これからもいくらでも出てくると思うのです。
 これは、ただ単に「強気だ」というのではなく、もともと、きちんと勉強して、熟練を積んでいけば、バリュー投資のチャンスはいくらでも見つかるものなのです。チャートを開いて、ランダムにいくつかの対象銘柄の株価の動きを半年刻みくらいで見てみて下さい。30%くらいの株価の変動は、いくらでも起こっているでしょう?それをこれからも分析していくわけです。




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